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クォータリー あっと 3号って、知ってますか?

クォータリー あっと 3号です。
知っている人は知っている。
知らない人は知らない。(当り前ですね)

ちょっと、紹介しておきます。

クォータリー あっと 3号
オルター・トレード・ジャパン 編集室パラグラフ
クォータリー あっと 3号


定価が ¥ 998くらいで、
販売価格が、 ¥ 998だそうです。

アマゾンでの人気ランキングは、84560位。

気になるのは、自分が買ったときの感想です。
そこで、実際に買った人から聞いてみましょう。

これぞ現代『カムイ伝』の悲惨
同誌巻頭の特集「コーヒーの世界システムと対抗運動」の柱記事「コーヒーの価格形成と協同組合・小農民」(辻村英之執筆)が、コーヒー生産農家、特にタンザニアなどの少生産民の悲惨を伝えて透徹している。
巨大なプランテーション化に成功しているブラジルと、タンザニアなどのその地理的制約からも少生産にとどまる地域では、生産者としての自己の「再生産」(生きていけると言うこと)の最低ラインが大きく異なる。ブラジルは1ポンド50セントでやっていけるが、小農民は150セントを超えて初めて糊口をしのげるというのだ。こうした状況を取り巻くニューヨーク先物市場による価格形成、そして国内ではメジャーによるカルテルと子会社を使った競売操作。どこが「市場主義」じゃい!!
いま折りしも、『カムイ伝』が新装復刊して毎月発行されているが、江戸時代中期に苦闘した農民たちの姿が重なってくるではないか!
格差の拡大が漸くにしてあちこちで論じられているが、「南北問題」という今は昔の議論が、決してアクチュアルな意味を失っていないことを本誌は教えてくれる。地球の裏の話である。しかしグローバルな経済世界では、小農民たちは以前にも増して隣人である。しかも、巨大なプランテーションによるコスト削減を志向する経済主義は、高地での温度差の大きい生産地を嫌うため味や香りは著しく劣化していると言うのだ。
いわば、我々消費者はまずいコーヒーを飲んで、隣人を苦しめているということになる。
メジャーに買い叩かれた小農民は、離農や出稼ぎ、生産現場の荒廃による地域医療や教育機関の崩壊にさらされている。完全に正義に悖る事態であり、コーヒー好きの一人として、彼らへの連帯を表明したい。


ウイットフォーゲルが新しい
この第3号の特集は「コーヒーの世界システムと対抗運動」だ。
つい最近、グリンピースによって、ファストフードと巨大アグリビジネス
がアマゾン雨林の破壊を加速していると告発する新たな報告もなされたが、
徐々に世界システムとしての資本主義の分析は進み、そのおそるべき全貌
が明らかになりつつある。対抗運動が有効であるためには、正確な分析と
知見の普及が必須であるが、今ひとつ腑に落ちないのは、システムが巨大
になればなるほど専制の度合いを増して兇暴になっていく様だ。これは、
トップとそれを補佐する膨大なビジネス官僚たちの人間性の問題、といった
ことではないだろう。

この雑誌が瞠目すべきなのは、特集と関係なく連載されている柄谷行人の
理論的エッセイが、上記の疑問に偶然答えているところだ。「封建的とアジア
的」と題された今回は、アジア的生産様式に固執して、「水力社会」と名づけ
られた全面的専制を特徴とする、東洋専制国家の発達した「文明」(管理技術)
を明らかにしたウイットフォーゲルの知見を縦横に参照しているが、今、
現に進行している恐るべき「専制」の解明に非常に有用だと思われる。

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